のんびりなぴあの

ピアノの練習記録とおひとりさまの日常です

普通の人々

先日、NHKスペシャル
「銃後の女性たち〜戦争にのめり込んだ“普通の人々”〜」
を配信サービスで見ました。


まだ配信していて、再放送も予定されているようです。↓


配信中

8月18日(水)午後11:35ほか 放送予定へ

「銃後の女性たち〜戦争にのめり込んだ“普通の人々”〜」

かっぽう着にたすき掛け。戦時中のドラマでたびたび登場する「国防婦人会」の女性たち。新たに発見された資料や取材から、戦争を支えた女性たちの意外な「思い」が明らかになった。女性の活躍の場が少なかった時代、国防婦人会への参加は「社会参加」の機会だった。「社会の役に立ちたい」と懸命に生きた女性たちがなぜ自身を抑圧するようになったのか。戦争に協力していった女性たちの、これまで語られてこなかった心の内に迫る。


銃後とは、「戦争の状況下で、戦場における銃の後ろ、すなわち前線に対して、直接の戦場ではない後方という意味」(Wikipedia)だそうです。


“ 戦争にのめり込んだ ” というタイトルに「???」と思いながら見ました。
物資の不足から、家庭からわずかの金属も回収しなければならなくなり、「あの家にはまだあるはず」というように互いに監視から始まり、果ては20歳に満たない男児がいる家を訪ね、戦争に差し出すことを説得していくという、私には衝撃的な内容でありました。


「兵隊を出せる家はえらい」という風潮もあり、幼い時に男児を亡くした女性には娘3人が居たが、「生きていたら、兵隊に出せたのに・・・」と思った・・・と言います。
新聞などで様々な「美談」が報じられ、戦死した兵士は英雄のように語られ、互いに監視しあう中で戦争に熱狂していったのでしょうか。
普通に生活していた人々の社会の役に立ちたいという純粋な気持ちを「国防婦人会」を作り、戦争に利用したようです。
今よりも情報が少なく、報道されたことをそのまま信じてしまう時代。
今はどうなんだろう?
確かに情報はすぐそこにたくさん溢れているけど、操作なんて簡単に出来ることだし。
自分の考えをしっかりもっていたいと思った次第です。