のんびりなぴあの

ピアノの練習記録とおひとりさまの日常です

旅の思い出 2018年春 ーその1ー

昨日、天文台の写真をUPしたので、それに関する投稿をします。
昨日は「天文オタク」と書きましたが、そんなに詳しくもなく、天体観測しまくってるわけでもなく、本物のマニアの方に失礼なので撤回しときます。


図書館で何気なく手に取った本が「月」に関する本で、身近な月なのに知らないことが多く、奥が深いものだなと思ったのが興味のきっかけです。
最初は知らない星の名前も多く、覚えていくのが楽しかったです。
星は無限にあり、全部覚えた!というゴールもないし、写真にはまる人もいれば、星の誕生や宇宙の成り立ちとか、生命の進化など、どんどん世界が広がるほんとに楽しい趣味かと思います。


自分は意外にも、宇宙の仕組みとか生命の始まりにだんだんと興味が移っていって、天体観測というより、本を読んだり、NHKの生物の進化の特集とか恐竜の特集とか見てしみじみしてる感じでした(それは趣味なのか???)


それでも始まりは夜空に見える星ですから、プラネタリウムに行ったり、天文台に通ったり、旅先で星や月を眺めるのが好きでした。
おもちゃみたいな望遠鏡を買って、木星や土星、オリオン座大星雲などがぼんやり見えただけでも大興奮でした。


佐久市は、東京出張の機会に立ち寄り、満点の星空のまちを満喫する予定だったのですが、高速道路で事故が発生したことからいろいろ予定が狂って、天文台が昼間の訪問になったのです。
本来、星を見ると言えば夜になりますが、1等星くらいの明るさであれば空より明るいので昼でも観測が可能です。


最初に見せていただいたのは「ベテルギウス」。
どんな風に見えるのか想像もつきませんでしたが、
ほんとうに美しいオレンジ色の光がちらちらと見えました。
線香花火のようにちいさな火の粉が飛んでいるようです。


これは地球に大気があるせいで光が揺らぐんですよということでしたが、
それよりも望遠鏡の中の空気が安定していないのが大きな原因だそうです。
お昼間だし空気も暖かいでしょうし、
望遠鏡の中の空気が安定するにはそれなりの時間が必要だそうです。


その幻想的な光にはちょっと感動しました。
まさに終わらない線香花火でした。


そして「金星」。
さすがに金星は大きく、瞬かないといわれる惑星ですが、
空気のせいで揺らいでみえて、かえって迫力を感じました。


「月」は覗いているうちにあっという間に動いていってしまいます。
「生きてるっ!」という感じでしたね。
クレーターも自然の造形が美しかったです。


学芸員の方には感謝しかありません。
今度は是非夜にと約束して、行けずじまいになっています。
コロナが終息したら、一番に行きたい場所です。


星の写真はないので、うすだスタードームの望遠鏡の写真を貼っておきます。


星に願いを

「少年時代」の練習も続けていますが、昨日からなんと!
「星に願いを」も始めました。


少年時代が行き詰まってるというのもあって、やはり少し簡単な曲もやってみようと思いました。
簡単と言っても初心者だから、さらさら弾けるわけはないです。


少年時代よりかは、押さえる鍵盤の数が少ないので、指がつりそうになるってことはなさそうです(つってたんかい!)


名曲ですね〜⭐
私が弾いてもいい曲に聞こえるって素晴らしいです!


April 22, 2018
今日の写真は天体オタクだった頃(今もか?)、
長野県佐久市、満天の星空のまち「うすだ」のスタードームへ行った時の写真です。
なんで昼間やねん!というツッコミは素人ですよ。
昼間に見たベテルギウスと金星は感動しました。
今度は夜に行きたいですけどね(笑)

時空を超えた旅

どこから書いたらいいのか、書いていいのか迷いながらの投稿です。
ちょっと長めです。(かなり長いです)


このブログのアイコンをここ3日間ほど、最初に設定したものから替えていました。
以前買ったポストカードの絵を無断で使用していたからです。


アイコンを決める時に、ねこがすきなのでねこのアイコンにしようと思いました。
その時に、10年以上前に買ったポストカードの絵が思い浮かびました。
大切にしていたので、すぐに取り出して久しぶりに眺めました。
これを買おうと思った時の感情が蘇ると同時に、著作権のことが頭をよぎり、すぐにネットで検索しました。


「動物絵師WEB」からブログを見つけ、そこからリンクしてあったHPに辿り着きました。
「法人」向けにデザイナーとして活躍されている方でした。
さすがに「個人」が気軽にコンタクト取れるような雰囲気ではなく、恐れ多いのでアイコンは諦めました。
それからフリー素材を探したのですが、ポストカードを見てしまった後では、ときめくものが見つかりませんでした。


そして「こんなおばちゃんの書くへんぴなブログに使ったところで問題にはならない」と都合のいい判断をし、無断使用で開設してしまいました。


数日前、あたたさんのブログにコメントを送ったところ、私のアイコンが可愛くて、大好きですという返信を頂きました。
嬉しいと思ったと同時に、後ろめたさを感じました。
正直に無断使用であることを伝え、フリー素材に差し替えることにしたのです。
こうやって人の目に留まり、コメントをいただけるくらいこの絵は価値のある作品なんだとあらためて認識したからです。
これで生計をたててらっしゃるのに、無断で使ってしまったことを恥じました。



この絵には思い入れがあります。
10数年前、私の連れ合いは虹の橋を渡り旅立ちました。
数ヶ月でしたが、つらい病だったと思います。
少しよくなったかなと思っていた時の突然の他界でした。
突然でしたので、死に目にも会えませんでした。


どこへ行ってしまったのか、どこでどうしてるのか、
暗いトンネルの中に入って迷ってるんじゃないのかという
よくわからない心配をしていたような気もします。


記憶は定かではないのですが、1年経ったあたりでしょうか。
近くのお店で売っていたポストカードが目に留まりました。
ねこちゃんがいろんなところを旅する図柄で、不思議と惹きつけられました。
そして「股旅」という作品を見た時に、これは彼だ!と思ったのです。
滝が落ち、川が流れ、鳥が翼を広げて飛ぶ美しく空気の澄んだ山あいで三度笠を持ったねこちゃんが、飛んでいる鳥にあいさつをして、旅を楽しんでいる様子が描かれています。
「山なみ天然温泉」という絵は、ねこちゃんがのんびり温泉に入っています。
これを見た時、これは彼が今旅している世界だと思ったのです。
お浄土と呼ばれる苦しみも穢れもない美しい世界に行ったんだ!と。
こぼれるような桜の花をつかもうと無邪気に手をのばしたり、旅の途中で美味しそうに桃をほおばるねこちゃんが、彼そのもので、私は心から「あぁ、よかった〜〜〜!」と思ったのです。
私の心が救われた瞬間でした。


このブログで使っているアイコンは「雪国」という作品のねこちゃんで、雪が降り積もる橋をコートを着て、ちょっと上を眺めながら渡っています。
これを見た時「これは自分だ」と思ったのです。
いつか自分もこんな風に橋を渡ってそっちに行くからね、と話しかけたような気がします。


それくらい思い入れのあるポストカードでしたので、今回、無断使用したことをお詫びしてこの思いを伝えようと、あのHPからメールを送ってしまったのでした。
仕事の依頼でもないものを、依頼用から送るなど不躾と思われようがいいやと思いました。


そうしたら返事を頂いたのです。
もうびっくりしたし、どうしよう〜と思いました。
あの絵を描かれた頃の心情や世界観を話してくださいました。
「旅」というのはときに「時空を超えた旅」、ときには「この世とあの世を自在に行き来する旅」でもあり、あの猫たちは「永遠を旅する猫」でもあるのかな・・・
という文に深く深く頷きました。


10数年の時を経て、絵を描かれた絵師さんとそれを買った自分がこうやって、交流出来たことは、彼が「時空を超えた旅」をしている証のようにも感じます。
ほんとうにありがたく、嬉しい出来事でした。


そして個人的なブログであれば、アイコンに使ってもいいですよと言ってくださったのです。(涙)
新しい世界との出会いや、人との結びの役目を果たせるのなら嬉しいことですという温かい言葉を頂きました。
無礼なことをしたのに、本当にありがたい言葉でした。
それで今は前のアイコンに戻っています。「雪国」のねこちゃんです。


最後までお読みくださりありがとうございました。


絵師様のお名前は三浦真奈美さんです。
今はデザイン制作に専念されていて、オリジナルの絵などは描いていらっしゃらないとの事ですが、いつか復刻されないかな〜と思っております。
HPのリンクを貼りますので、三浦さんのお仕事をご覧いただけたらと思います。




今日の写真は、ポスカをそのまま掲載するのはまた問題あるかと思いますので、
私の部屋の壁の写真を撮りました!というていで。
画像が荒くてかえって申し訳ないですm(_ _)m
本当はキラキラと美しい世界が描かれています。


熱血が過ぎる

「過ぎたるは及ばざるがごとし」といいますが、「熱血指導」も空回りするとこんな虚しいことはありません。
後輩の為にと思って熱を帯びるのはわかります。
その熱意がかえって反感買ってるのを今日目の当たりにしまして。
「お疲れっす!」という気持ちになりました(笑)


職種が違うので、口を挟める立場でないから黙って聞いてたんですけど。
経験が豊富で技術がある事と、人に教えるのが上手いは必ずしも比例しないといういい見本を見たようで、興味深かったです(ヒトゴト)。


自分もたくさん失敗してきました。
それでも運よく何とかなってきて、今は暢気な仕事をしていますが、どれだけ上司や先輩に迷惑をかけ、どれだけ助けてもらったか、今ならわかります。
こうやって注意してくれたり、教えてくれる人がいることは大変ありがたいことなのですが、その時はなかなか受け入れられないものでもあります。


また人に教える立場になった時も「失敗」の積み重ねです。
なんなら、失敗しかしてないくらい。(教えるということに完璧があるとするのなら、全てのことは未熟だと思うので)


教えるって難しいんですよね。
今思えばなんであんな教え方をしたんだろうって反省することばかりです。
「あの時はすみませんでした」と謝ってまわりたいくらいです。


「教える」にも技術が必要です。
なのに教え方って教えてもらうことがあまりありません。
自分で工夫するしかない。
わかってもらおうとするあまり「熱血が過ぎる」になる人もいますネ(^_^;)


うまく教えられないなら「一緒に学ぶ」という気持ちでやればいいのかなぁと思ったりもします。
教えられる側も教える側もお互いアップデートしていかないとね。
あんまり仕事のことでバタツキたくないから、平和におさまってほしい。



ところで、ピアノの方。
実は昨日1日おさぼりしてしまいました。
おさぼり後の今日の稽古は、「落ちている」のがわかりました。
いつも下手なのに、それより「下手」になってるのがわかりました。
そのことに感動してしまったくらいです(笑)


5459357によるPixabayからの画像

夢を見た

夢を見ました。
「少年時代」を弾いている10歳くらいの子どもの夢。
自分じゃないんかーい!


どこの誰だか知りませんが、弾いてたんです。
腕前は私とどっこいどっこいでおっとっとーーとすっ転びそうな演奏。
(夢なので、いつも聞いている自分の演奏が脳内で流れたのでしょう!)
そして今まさに練習中の後半に入ると、途端に素敵なアレンジのめちゃめちゃに上手い演奏になって、それを見ている私は「ちっくしょーーー!」と地団駄踏んでいるという…


きっと最初は自分とおんなじくらいへたっぴなので、ほっとしてたのが、急に上手くなって裏切られたような気分にでもなったか(笑)


寝ててもピアノの事考えてるって、なんかいっちょ前で笑ってしまいました。


Bernfried SchnellによるPixabayからの画像